こんにちは、テクマトリックスの米田です。
今回は2026年4月15日にリリースされたJenkins LTS 2.555.1から、Java 17のサポートが終了したことの情報を共有します。Jenkins環境をご利用中の方にとって対応が必要になる可能性がある重要な変更ですので、早めにご確認いただくことをおすすめします。

Java17のサポートが終了に

Jenkins LTS(Long Term Support)は、12週に1度の頻度でリリースされており、リリースされるたびにJenkins公式ページのChangelogで変更内容が公開されます。
2026年4月15日にリリースされたJenkins LTS 2.555.1のChangelogには、以下のように記載されています。

Java 21 or Java 25 are required to run Jenkins 2.555.1. Java 17 is not supported with Jenkins 2.555.1 and later.

https://www.jenkins.io/changelog-stable/#v2.555.1

つまり、Jenkins LTS 2.555.1以降ではJava 21またはJava 25が必要となり、Java 17のサポートは終了となりました。
JenkinsのJavaサポートに関する背景は、以下のJenkins公式ブログに詳細が記載されています。
Introducing the 2 + 2 + 2 Java support plan

このままJava17を使い続けるリスク

  • Jenkinsのアップデートができなくなる
    Jenkins LTS 2.555.1以降はJava 17のサポートが終了となるため、Java 17を利用し続けていると最新版のJenkinsにアップデートできなくなってしまいます。
    新バージョンには、バグ修正やセキュリティパッチが含まれています。アップデートができない状態が続くと、既知の脆弱性を抱えたまま運用することになり、システム全体のセキュリティリスクが高まり続けます。
  • プラグインのアップデートや追加が困難になる
    Jenkinsは機能の多くをプラグインによって追加することができます。現時点では2000以上のプラグインが公開されていますが、今後はJava 21, Java 25をサポート対象とするJenkinsへの対応を前提として、プラグインの開発・更新が進んでいくことが予想されます。
    Java 17のまま運用を続けると、「新しいプラグインが利用できない」「既存のプラグインをアップデートできない」といった問題が生じ、セキュリティ対応や機能改善の恩恵を受けられない可能性があります。
  • Java 17自体のサポート期限にも注意が必要
    Javaディストリビューションの一例として、Eclipse Temurinのリリースロードマップによると、Java 17のサポート期限は少なくとも2027年10月までとなっています(2026年5月13日時点)。JenkinsにおけるJava 17のサポート終了と合わせて、Java自体のサポート期限についても意識しておく必要があります。
  • コンプライアンス・監査上のリスク
    セキュリティポリシーや社内規定によっては、サポート対象外のソフトウェアの継続利用が規定違反となる場合があります。コンプライアンス要件が厳しい業種では注意が必要です。

バージョンアップの方法

対応要否の確認

まずは現在利用しているJenkinsが参照しているJavaのバージョンを確認する必要があります。
[Jenkinsのダッシュボード画面] > [Jenkinsの管理] > [システム情報] > [java.runtime.version] で確認することができます。

JenkinsがJava 17で動作している場合は、[Jenkinsのダッシュボード画面] > [Jenkinsの管理] の上部に、以下のような警告が表示されるので、合わせてご確認ください。

具体的なバージョンアップの方法

Jenkinsの公式ページには、Jenkins LTS 2.555.1でもサポートされているJava 21へのバージョンアップ手順が公開されています。
Upgrade to Java 21

また、弊社ブログでも、バージョンアップの手順と注意点をまとめていますので、併せてご確認ください。

テクマトリックスのJenkins環境のアップデートや移行のご支援

テクマトリックスのソフトウェア開発基盤構築ソリューションでは、新規のCI環境構築だけでなく、現在お客様がご利用されているJenkins環境のアップデートや、別環境への移行のご支援もさせていただいています(もちろんJavaのバージョンアップも含みます)。
Jenkinsは長期間運用しているほど、バージョンアップの影響範囲が読みにくくなり、対応を後回しにしてしまいがちです。「何から手をつければいいか分からない」「影響範囲が大きくて踏み出せない」といったお客様も、ぜひお気軽にご相談ください。

By yoneta